時代の変化の中でも、信頼される法人を目指して
社会福祉法人信愛会
理事長 奥津 匡俊
私ども信愛会は、「人間愛に基づき、地域社会から信頼される社会福祉事業を通して、社会に貢献できるよう尽力する」事を理念として、サービスをご利用になる乳幼児も、お年寄りも、障がいのある方も、人格を持った人間として、その方の尊厳を何よりも大切にし、運営に当たっては、社会福祉事業であることをわきまえた、公正さと適正を旨に、地域社会のニーズに可能な限り対応して参りました。
我が国は、少子高齢・人口減少・差し迫った経済収縮の中で大転換を図っており、社会福祉を取り巻く状況も、社会保障の給付の特化と効率化にむけた、地域包括ケアや、公平な税や受益者負担の再編に向かって舵をとっており、信愛会が事業展開する沼津・富士・伊豆の地域でも、超少子高齢の人口動態により、地域社会でお暮しの方々の生活基盤も大きく様変わりしております。
時代の流れではありますが、社会のシステムが大きく変わるとき、そこで暮らす生活弱者が、大変な困難に遭遇する事は、何時の時代でも変わりません。
格差社会が叫ばれ、保育や介護、下流老人や生活困窮者は、地域の何処でも、誰でもが陥らないとは限らないことを、痛感するものであります。
また、経済収縮が懸念される我が国の未来を支える子供たちが、国際社会の中で、世界に通じる共通な価値に基づき、教育や知識を生かし、問題解決能力や、国際社会で活躍できる能力を、地域社会の責任で育成する事も大切です。
信愛会の法人施設の経営も、報酬の切り下げ、深刻な介護士・保育士の確保難の中で、事業運営も厳し状況ですが、平成29年度よりの新社会福祉法を見据え、役員執行体制の適正とガバナンス強化・財務規律・積立資産の透明性、外部監査人の導入等、更なる経営及び運営組織の再編に努めます。
これからも、ご利用者やご家族と、また、地域社会との信頼関係を大切に、いっそうの研鑽努力を重ね、地域福祉の発展向上に貢献して参ります。
社会福祉法人信愛会 理事長 奥津 匡俊
社会福祉法人信愛会 理事長 奥津 匡俊