静岡県では毎年11月1日を「社会福祉施設防災の日」とし、県下の社会福祉施設において一斉に防災訓練を実施しています。

実際の災害が発生した場合、地域住民の皆様との連携も必要となってくる事が想定されるため、当施設での防災訓練では小土肥各区長様や地域住民の皆様、土肥にある田方南消防署西出張所の消防隊にも参加して実施しています。

訓練内容は

一次訓練として、福祉避難所の開設訓練と車椅子利用者の避難誘導訓練・施設内防災設備や備品の確認。

二次訓練は、消防隊員による防災に関する講話。

福祉避難所開設訓練では、行政より福祉避難所開設の要請を受け、受け入れに対してどのように準備を進めていくか等を土肥ホーム職員と小土肥地域各区長様と検討、決定していく訓練を実施しました。

二次訓練の消防隊員に講話では、南海トラフ地震に関する話を交え、日頃からの施設・自宅で災害に対してどんな備えが必要かなどお話頂きました。
参加者からは
「家の備蓄を見直すきっかけになった。」
「南海トラフが発生しないことで、緊張感が薄れていたことに気づき、再度高まる気持ちになった。」との声がありました。

今回の訓練を活かし、さらなる災害に対する備えの準備、地域住民の皆様との連携強化もしていく必要があると感じた訓練となりました。

※福祉避難所とは？
自然災害が発生した時に、高齢者・障がいのある人・妊産婦など指定避難所で避難生活を送るのが困難な方が利用する避難所のこと。土肥地区では土肥ホームが福祉避難所として指定されています。