土肥ホームトピックス

土肥包括 ~認知症講演会を開催しました~

[2021/11/26]

こんにちは。土肥地区地域包括支援センターです。【通称:土肥包括(といほうかつ)】

先日、旧土肥小学校体育館にて みしま岡クリニック 岡考院長 をお招きし、「認知症治療の最先端と予防~認知症専門医から認知症の最新を学ぼう~」をテーマに講演会を開催し、地域の方々や介護医療職等90名の参加がありました。

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実はこの企画、昨年開催予定でしたが、コロナウイルス感染拡大防止のため中止せざるを得ない状況となり延期・・・

昨今、地域のコロナ感染状況がやや落ち着きをみせている状況だったので、コロナ感染予防対策を講じながら1年越しの開催となりました。

内容は、<1> "認知症"ってなぁに? <2> "認知症"の人の世界 <3> "認知症"のトピックス <4> "認知症"の予防

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そもそも認知症ってどんな病気なのか?どのような生活障害が起こるのか?

認知症の人の世界観を学び、認知症介護のポイントは、「説得より納得」「指摘しない」「議論しない」「怒らない」こと!

また、認知症治療の現状や国内で承認申請中の「認知症新薬」の進捗状況やその効果、そして気になるそのお薬代・・・。

認知症予防のポイントは、日頃からの「運動」「生活習慣病」「喫煙」「食事」「知的活動(リクレーション)」や「社会参加」そして、良質な睡眠(6~8時間)よく笑うこと

途中、クリニックのスタッフによる「コグニサイズ」で身体も動かして、最後に公開質問コーナー。

「どんなタイミングで、どのような症状がでたら受診した方が良いのか?」「認知症と物忘れの違いは?」「認知症にならないための心構えは?」等、参加者から寄せられた質問に対し時間の許す限り、岡院長に事例を通じて分かりやすくご回答をいただきました。

参加者からは、「認知症介護や治療についての最新情報が知れて良かった」「認知機能の低下した方に対して、今まで生きてきた歴史を思って気持ちに寄り添った対応が大事なのだと思った」「こういう話を子供や孫が聞く機会を与えて、明るく見守ってもらえるような社会になって欲しい」など感想をいただきました。

土肥地区では、高齢化率が51.2%と少子高齢化の最先端の地域。この先、更に認知症高齢者が増加し、2025年には65歳以上の5人に1人、85歳以上は55%以上の方が認知症との推計もある中、(※認知症の現状と将来推計~三菱UFJ信託銀行~引用)認知症の正しい理解と認知症予防、そして地域で温かく見守る地域づくりが必要です。土肥地区地域包括支援センターは、今後も住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らし続けていけるような地域づくりを応援していきます。

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